こんにちは、りんこです。
医学部入学から紆余曲折を経て卒業し、医師国家試験を合格。現在はMediEで講師をしています。
医学生の皆さんはたくさん勉強していることと思います。
今回は私が実践した勉強法を失敗談を交えてお話ししていきたいと思います。
学年別勉強法
1年~6年まで、学年別に見ていきましょう。
1年生
大学によって低学年のカリキュラムは違ってくるかと思いますが、1年は教養科目が多いかと思います。
教養科目は板書をとり、試験前にそれを見直して勉強していました。
教養科目に対してはあまり勉強時間は割いていなかったように思います。
課題
後期になると大学によっては人体解剖が始まるところもあるかと思いますが、私の時はラットの解剖がありました。
はじめての実習やレポートでストレスが溜まることが多かったです。
解決策
仲のいい友達を作ってああだこうだと話しながらなんとか乗り越えていきました。
試験の1か月前になったら友達と集まって2~3時間/日の勉強会を開きそこで試験対策をしていました。
ふり返り
ラットの解剖は大変でしたが、それでも比較的ゆとりのある1年でした。
2年生
2年になると教養科目はなくなり、専門的な科目ばかりになります。
それに伴って、勉強時間も1年の時に比べると一気に増えました。
課題
4月から人体解剖が始まりかなり苦労していました。
午前中は座学、午後は解剖実習、終わればその日の復習と翌日の予習でほぼ1日中勉強していたように思います。
解剖実習が終わった後も生化学や生理学など基礎医学の科目が続き、いままでと違う勉強内容に四苦八苦しました。
授業はもちろん聞き、配られたレジュメにメモをとったりしましたがそれでもちんぷんかんぷんなことが多かったです。
解決策
さてそんな科目の試験勉強はどうしようとなったときに、まず入手したのは過去問です。
誰かしら1人は過去問を持っているのでそれをもらってレジュメや教科書を眺めていましたが、まずレジュメの内容がいまいちわかっていないのでどうしようもない状態でした。
そんな時に優秀な友達からまとめのノートをもらいそれで勉強することにしました。
まとめノートはとても見やすく、それを見ながら過去問を解いていきなんとか試験には合格することができました。
ふり返り
友達の力がなかったらと思うと今でもぞっとします。
3年生
3年になると臨床科目に入りました。
2年ではかなり苦労しましたが、3年は比較的楽に過ごせていたように思います。
試験対策
試験勉強は相変わらずレジュメと参考書(私は病気がみえるを愛用していました)で過去問を解くというスタイルでした。
それで臨床科目は乗り越えることができたのです。
ふり返り
臨床科目は私にとってはとっつきやすかったです。
勉強時間も2年の時に比べると、試験前になったら2~3時間勉強する程度で減ったように思います。
4年生
4年の終わりにはCBTとOSCEがありました。
ここで大きな壁にぶち当たることになります。
OSCEは友達との練習で難なく合格することができましたが、私はCBTで点数をとることができませんでした。
CBTは4年までに習った全範囲が出てくるので、当時の私はどう勉強すればいいのかわかりませんでした。
とりあえずでQBを解いて答えをまる覚えして臨んだのですが、点数が足りませんでした。
5年から始まる病院実習はCBT・OSCEを合格しないと受けることができないので、4年で一度留年することになりました。
留年してからの対策
前年の反省をした私はCBT対策用のビデオ講座でノートをとり、まる覚えをするということをやめました。
前年は試験前にひたすらQBを解いていただけだったのでそれをやめ、数か月前から少しずつビデオ講座、QBで問題演習をやっていくことにしました。
その結果無事にCBTに合格することができました。
ふり返り
1~3年は過去問ベースでひたすらレジュメや参考書は見ていたもののまる覚えしていた勉強法。
CBT、今後受ける医師国家試験ではその勉強法では通用しないので丁寧に、勉強時間は多めに取らなければならないのだということを実感した学年でした。
5年生
5年から病院実習が始まりました。
課題
大学によるかと思いますが、私の大学では年明けに進級試験がありました。
進級試験は医師国家試験の範囲の内容でした。
そのため、実習をやりつつ進級試験の対策をしなければなりませんでした。
対策法
本当はビデオ講座を見て勉強をしたかったのですが、時間がなかったためQBで問題演習をメインにしていました。
ふり返り
実習は夜までやることもあり疲れたなかで医師国家試験の勉強をしていたのでこの学年が一番辛かったように思います。
問題演習でなんとか進級試験は合格しましたが、その時はほぼ1日中勉強していたと思います。
6年生
6年になると7月まではほぼ週に1回試験がありました。
そして8月、10月、11月と3回大きな試験がありそれを総合して卒業判定としていました。試験の内容は5年の時と同じく医師国家試験の範囲の内容でした。
6月までは病院実習があったため5年の時と同じような勉強を続け、実習が終わると1日中勉強をする日々でした。
しかしここでも私は留年することになります。しかも2回もです。
この留年した時の話は別の機会にお話ししたいと思います。
医学生の講義中のポイント
ひと通り大学生活をお伝えしたので続いて勉強法について話したいのですが、医師国家試験の勉強法についてはまた別に機会にお話しします。
今回は1~3年時の勉強法についてお伝えしたいと思います。
まずは講義中に工夫しておいた方がよいポイントです。
レジュメにはとりあえずメモをとる
最近の講義ではレジュメが配布されることが多いと思います。
しかしレジュメには、「それだけを見ればすべて理解できるもの」と「それだけでは何を説明しているのかわからない、または字がつぶれていて読みにくいもの」があります。
前者の場合はそれを眺めるだけで勉強することはできますが、後者の場合はそうはいきません。
まずどのようなレジュメなのかざっと目を通し、そこから大切になることはとりあえずレジュメにメモをとることです。
先生の言っていることはとりあえずメモをとっていきましょう。
場合によってはスマホやiPadなどを活用する
先生によってはスライドショーを使って講義を行うことがあります。
そこでレジュメには書かれていないようなことも載っている場合もあります。
スライドショーが流れるのがはやいと大事なところを見逃してしまいます。
そこで活用するのがスマホやiPadです。
先生によっては許されない場合もありますが、複雑なスライドなどはスマホやiPadで写真を撮ります。
それで後々見直すことも可能なので大事なポイントとなります。
試験に出ると言われた部分には必ず目印をつける
講義中にポロっと「これは大事です」や「試験に出ます」と先生が言うことがあります。
そこは本当に出されることが多いので、聞き逃さずしっかり目印をつけるようにしておきましょう。
試験前の勉強法
最後に1~3年次における試験前の勉強法についてみてみましょう。
少しずつ始めるくらいの気持ちが大切です。
過去問の収集をする
最近ではネット上に過去問が管理されており、共有でいつでも過去問をチェックできる大学がほとんどでしょう。
ネットに過去問がなくても、仲の良い友達や先輩が何人かいればどこからともなくその情報が流れてきます。
少なくとも直近5年分ほど集めるようにしてください。
過去問はあまりに古すぎると先生が代わっていたりするので、比較的新しい過去問を集めるようにしましょう。
過去問を解いて解答をつくる
過去問と共に解答も共有されている場合がありますが、解答が間違っている場合があるので、一度自分で解答を作るようにしましょう。
また過去問を一度自分で解くメリットには、どの範囲が重点的に試験に出題されているのかを把握できることがあります。
講義で学習した範囲であれば、どのレジュメのどの部分に記載されているのかをすぐに思い出せるはずです。
たまにレジュメに載っていない場合もありますが、そのときは参考書を使用して解答を作っていきましょう。
レジュメを読み直し、ノートを作っていく
レジュメを読み直すことで覚えきれていない部分を洗い出していきます。
そしてノートに覚えきれない部分をまとめていきます。
これを試験前日や直前まで見直せるようにしておきましょう。
過去問の記述問題に関しては解答を覚えていく
記述問題は膨大な量になることが多いのでまる覚えは難しいかもしれません。
部分点をもらえることが多いので大事な部分は逃さないようにしてできるかぎり覚えていきましょう。
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まとめ
以上が私の大学生活と勉強法でした。いかがでしたでしょうか。
自分で勉強していて勉強方法がわからなくなったり行き詰ったりした場合はMediEにご相談ください。
ひとりひとり、自分に合った勉強法を精いっぱいサポートしていきたいと思います。